明視域とは、その計算の仕方
今回は全く関係がない、眼の話。自分で実験してみると結構計算通りになるし、老眼鏡が必要になりそうとかを予想してみる。正直、眼科のランドルト環(Cをみて右とか言うやつ)検査よりも自分でやってみる方が実際の見え方に繋がる気がする (眼科の先生に確認とってないし、私自身専門ではない分野の個人的な理解なので間違ってたら教えて下さい)
あの人は目が良いから、とかいうけれど、①遠くが見えることが可能、という意味と②調整できる幅が長い、とどちらの意味で使用しているのかというお話。
コンタクトとかメガネのレンズの「-2.0D」ってどういう意味か
このDはディオプトリという読み方をする。1m(100cm)からそのディオプトリで割った距離が見える距離である。
例えば裸眼であなたが定規を持って、11cm-33cmくらいは見えたが、それ以上は文字が見えないとしよう。
それならあなたの目は100÷11=9, 100÷33=3 となり、あなたの目は3-9Dの幅が見えていることになる。その幅の事を明視域という
そんなあなたが-2.0Dのメガネをつけたとしよう。
そうすると、引き算してあなたの目は1-7Dが見えるという事になる。
逆に長さを計算すると、100÷7=14, 100÷1=100となり、あなたはメガネをつけると14cmから100cmまでの範囲は見える事になる。(この程度だとパソコン用メガネだが、-3.0だと近視遠視だけであればかなり遠くまで見えるという感じである)
これが明視域である。必要になることはあまりないが、10cm以下を見えるようにしていくにはかなりのDが必要となってくる。
日常生活では30cm-10mくらい見える必要があるので、その範囲になるように調整する。しかし歳をとって40歳くらいになってくると、この調整できる幅が小さくなってくる。
そうなると昔メガネが要らなかった人ほど、2-3Dとかの調整域になれば、近くをみるときに+1.0とかそのくらいの老眼鏡が必要になってくる。
白内障で単焦点レンズを入れても1Dの幅くらいは文字は読めるので、60歳くらいになればまあ手術してもあまり差はないという感じになってくる。(明視域でググれば、年齢によってどのくらいの範囲かはわかるかと。乱視が入っているとそのせいで見えにくいなどはあるが)